昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

献上茶なんぞを頂いてみる

 献上茶だと、以前三献茶を飲んだことを書いたが、この献上茶はそれとは異なるもの。

 お茶そのものは静岡は本山茶。で、それを大谷資料館の地下空間で約3ヶ月貯蔵・熟成させたもの。そしてこれ、日光東照宮に献上されているお茶なのである。

 大谷資料館の地下空間といったら、大谷石の採掘跡地であることはよく知られた話。そして大谷石マイナスイオンと強い遠赤外線を放つ石として有名なのだそうだ。

 

 お茶はとにかく香りが良い。味も良いのだが、とかく香りが、香りがねぇ。お茶を飲んでいるってこういうことか。と納得出来るもの。

 全てを試したわけではないが、珍しくオールラウンダー系。人の味覚にもよるが、和洋中いずれのお茶請けにも合い、チョコレート系とも相性が良く、ご飯ものとも喧嘩せず、誰にとっても飲み易いお茶って、実は結構少ない。と自分は感じている。

 

 高級になり過ぎると個性が際立ち、一方に特化する代わりにオールラウンド向きではなくなる。廉価品は比較的オールラウンダーな傾向を持つには持つが、香りがあまり立たなかったり、雑味が残ったりすることがある。

 ちなみにこのお茶は50gで800円だったかな?あと、栃木県のICで購入した。そう考えると入手もしやすい。

 あくまで参考に過ぎないが、日本茶(煎茶)で「普通」と言われている価格は100gあたり800~1000円位だ。毎日飲むことを前提として考えるのなら、それくらいが妥当かと。

 その価格から外れて、高かろうが安かろうが美味しいと思うものは美味しいし、美味しくないと思うのであれば好みではないだけの話だ。現にほうじ茶や番茶はかなり価格の低いものが多いが、美味しくないものってそうないぞ?逆に価格としては安いので、地方に行かなきゃ手に入らないものも多い。

 

 では本日のお茶。

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 お茶は献上茶。

 お茶請けは北海道札幌市は侍ファクトリーさんの侍の羊羹(本煉)。

 

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 お茶は同じ。

 上は兄から。石川県金沢市は森八さんのどら焼きと、下は茨城県ひたちなか市は大倉商事さん製造、同県鉾田市は鹿吉さんのさつまいもチップス。さつまいもはシルクスウィート。

 

 その3。

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 お茶はダージリンオータムナル、キャッスルトン茶園はムーンライト。

 お茶請けは兄から、石川県金沢市は森八さんの、月かげプレミアム。

 

 いずれもお茶とは相性好し。お茶請けは全て材料と技量で勝負系。