ぱらぱらとノートを見ていたら海柘榴という単語が目に入った。「海柘榴=山茶」とあって、何のことだろう?と思って記憶を辿っていったら、何にも行き着かなかったので調べてみた。勿論手引きの辞書で、だ。電子辞書を使えば早いんだろうけれど、ページを捲って辞書を引くという行為は好きなので、敢えて手引きを使う。
何のことはない、日本原産のヤブツバキのことだった。
言葉としては万葉集で使われた言葉で、日本原産のヤブツバキが中国大陸に渡り、柘榴のように見えたツバキだからというのが名の由来らしい、海が付くのは、海を渡ってきたからなのだと。
で、今度はその言葉が日本に逆輸入されて和歌(うた)に使われ、残り、現在に至る。
山茶もツバキの事だが、これが山茶花になるとサザンカになる。いや、まぁ、確かに似ているけどさぁ。紛らわしい・・・・・・。
自宅にはサザンカが2本、ツバキが1本、お茶室用のツバキが1本ある。お茶室用のツバキは花が完全に開ききらないように品種改良されている。花が開ききらないという事は、花が落ちにくいということなんだろうか?
武士が多いところはツバキは忌花。茶道は武士が嗜むものとされていた。というのとは直接関係はあるんだろうかねぇ?それとも開ききった花は茶室に相応しくないからか?
それはいずこかの機会に調べてみるとして、本日のお茶。
お茶は茎焙煎。お茶請けは昨日に同じ。但し今日は苺味。