昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

個体としての存在はあるのだけれどなぁ…

 本日独り言です。あくまで心情整理の為のものです。

 

 個体としての存在はあるものの、個としての存在は消えてしまったのだなと思った。

 昨日の段階で物理的な死臭はしていたし、目も見えなくなっているのは明白だった。そして不浄にすらも立てなくなったということも、決定打となった。

 最期は母に抱かれた状態で、亡くなったよね。最期の最後で母にちょんと前足を延ばして触れて痙攣して逝ったね。眠るようにして逝ったから暫くの間は本当に分からなかったよ。

 何も出来ずにただ見守る、いや見ているだけって、こんなに辛いとは、ねぇ…。

 

 狭い部屋の筈なのに、何でこうも広く感じるんだろう。そしてどうしてこうも息苦しいのだろう。

 そして覚悟するって、本当はどういうことなんだろう。

 言葉に出来ない心情かそれとも真情か。屹度一生涯分からない。愛別離苦五蘊盛苦とはそういうことだからなんだろうな。

 

 二十歳になることを望んだけれども、ちょっと届かなかったね。19歳と8ヶ月、本当にお疲れ様。恐らく向こうには兄の文太他、一緒にいた蒼太や凜もいるので、仲良く遊んで下さい。

 一緒に荼毘に付せられるか分からないけど、桜の好きな食べ物や玩具、お花など一緒に備えておきました。

 

 姿は見えないけど、今しばらくは傍にいて下さい。特に母の傍に。

 物体としてのお別れ1時間前、自分の心はこんな感じだ。あとで読み返して何を思うんだろうな、未来の自分は…。