昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

言ってしまえばゴミなんだけれどね

 中世(12世紀位?)から18世紀にかけてスウェーデンで栄えた製鉄所。その製鉄所から排出された不純物がある。まぁいわば産廃だ。ケイ素を含んでいるので勿論ガラス質。んーで、微量の金属(Feですかね?)もお手伝いして青い。

 

 天気がいいなぁ…ってなわけで、本日はスウェーディッシュブルースラッジをアップしてみた次第。ベリィスラーグ石とも言うらしいです。

 採取場所はスウェーデンの中央部ベルグスラーゲン?の製鉄場の廃墟。300年前のものだそうな。

 去年池袋のショーで手に入れたものです。地中に廃棄されていた為砂のようなものを含んでいますが、300年程度では銀化しないようですねぇ。

 ※銀化:地中に埋まったガラスが周囲の金属元素と化学反応を起こし、薄いガラス膜を作り出すこと。銀色であることが多いので銀化現象と呼ばれる。

 

 右をアップ。

 流石産廃。何かワイルドですな。

 

 左をアップ。

 右のは兎も角、左のはガラス質であることがよく分かるかと。
 

 綺麗なものは素材としても使える為、加工材料として買っていく人が多いよ。と店員さんは言っておりました。

 

  戻りつつあった体調もまた悪化の一路を辿っているが、お茶する気力はあったので、本日のお茶。

 お茶は台湾の迎香烏龍茶。迎香という品種の烏龍茶です。ちなみに濃香ではなく清香タイプ。生産地は南投県鹿谷郷竹豊村。

 お茶請けはカステラとバターケーキ。

 左が長崎県諫早市は菓秀苑 森長(もりちょう)さんのカステラ。右が広島県広島市は福々庵さんのカット廣島バターケーキ 宮島はちみつ。

 

 で、合わせて思った。

 清香タイプのお茶はカステラやバターケーキとは相性が良くない。と。いや濃く抽出した分には問題はなかったのだが、抽出濃度が低めだとちぐはぐな感じが否めない。但し抽出濃度が低めだと、塩むすびや温やっこと相性がいい。

 

 お茶そのものはすっきりとしてとても飲み易い。一般的にはランのような香りがするらしいのだが、自分はどちらかというと梔子の蕾の香りに近いかなぁと思った。冷めてもそう渋くなりにくいのが好い。

 茶壷で淹れるよりはカップで投げ込みの方がいいかもしれない。と思った。

 

 カステラとバターケーキは双方共に美味。

 森長さんは創業寛政5年(1793年)という老舗。甘さも程好く生地の優しさが好み。買ってすぐ食べたのなら、底のザラメももっとジャクジャクしていて良かったかもな。と思っている。勿論その食感が苦手な人はギリギリまで待てばいい。

 バターケーキは、玉子が広島産で、蜂蜜が宮島産。宮島って神の島って言われている場所なので、ちょっと畏れ多い蜂蜜ですな。

 比較的重いお菓子だなと感じているバターケーキですが、これはホールで食べたいくらいパクパク食べられる。しかしホールで購入するとなると、分けずにはいられないな。独り占めしていい味ではない。

 

 お茶請け追加。

 しぼしぼしているコヤツは何かというと、フリーズドライのライチ。種も筋もないため食べ易い。多分生だったら喧嘩していると思う。

 ライチというとアジア圏で生産されているイメージが強いが、輸出国1位はマダガスカルとか?ちなみにこれは中国産。

 お茶とは相性良かったよ♪

 

 何か、鉱物紹介よりもお茶紹介のページの方が長くなっとんな(^▽^;)

 最後に見辛いですが、本日使っている茶器は、昨日ちょっとだけ触れたSAMURAIシリーズのティーボウルです。ソーサーあるとのことでしたが、ティーボウルだけ購入。当時かなり背伸びして購入した記憶あり。

 

 トランクルームにしまったものは奥にあるので容易に取り出せないが、自宅にある最近使っていないものは久し振りに使ってみようか。と思案中。早めに実行出来ると良いなぁ。