10時に着いたら、既に180分待ちでした。実際は150分待ちで入れましたが。
上野の森美術館は並ぶ展示が多い。来年の10月にはフェルメール展が来るそうで、(入場日時指定とはいえど)これまたとても混みそうな予感。んーでもまぁ、夏でなければいいです。
独りであろうとも待つのは比較的平気です。ついでに、待っている間はぼーっとしているか、考え事をしているか、さもなくば半分寝ている状態か。いずれかですね。
この「怖い」の中には、恐ろしいや見た目の怖さ、気持ちの悪さを伴った怖さの他、哀切や愛(かな)しいといった感情も含んでいる。後者に関してはものの哀れと称した方が、日本人には分かり易いかね?
今回の目玉となっている《レディ・ジェーン・グレイの処刑》は最後の方にありました。 当世においてイングランド1の才女にして、イングランド初の女王。描かれているのは室内で、白いドレスを纏っているが、実際には1554年夫と共にロンドン塔の塔外にて処刑されている(黒いドレスを着用)。
断頭台(ギロチン)が発明されるまで失敗が多かった斬首だが、彼女の場合はどうだったんだろうか。と思った。メアリー・ステュアートのようになったら相当悲惨だぞ。しかも断頭役にかなりのトラウマ与えて逝っている。詳細は伏せておくが。
して、展示は「神話と聖書」、「悪魔、地獄、怪物」、「異界と幻視」、「現実」、「崇高の風景」、「歴史」の6章の構成となっている。
解説が分かりやすいので何も知識がなくても汲み取れるが、知っていたらより絵の中に入り込みやすいか、鳥瞰的な視点を持てるかのいずれかになりましょうや。
一人一人どんな絵に怖さを感じるのか探りながら観ていくのもいいのだが、何せ人が多くてね・・・・・・。
個人的に「!」と思ったのが、「神話と聖書」の中で珍しく北欧神話が題材に取られたものがあったこと。雷神VS大蛇。とくれば、分かる人には分かるだろう。トールとミズガルズ。
画面の端にちょこっとオーディンがいるが、隻眼じゃあない。
余談だが、様々な神話の中でオーディンほど○○で○●な神様もいないだろうなーと思う。
幾ら知識を得るためだかなんだか知んないけど、エーギルから知恵の泉の水を得る為の代償がアレだし、ルーンを得る為にした行為が・・・・!!
いかん。話が逸れた。
この展示、R指定はなかったが、した方がいいんじゃね?という作品がそこそこあった。子供に意味問われたらえらい答え難いだろうに・・・・。
観賞時間は人が多かったというのもあるが、2時間半くらいでしたね。じっくりと観ていたかったが、絵の前で立ち止まると係員の人に追い出しを食らわせられた。前に進めないからそこに居たに過ぎなんだけれどね。
観賞後はショップに立ち寄って、ポストカードを購入した。
普段美術館に来ないと思しき人達の会話が聞こえてきて、ちょっと溜め息つきたくなった。これだけ人がいても、グッズが売れていても、そう儲かる仕事じゃあないんだよ?全体の売り上げの3割が美術館の収入になれば(かなり)高い方だぞ?
その後は上野公園の噴水広場で開催されている全国大陶器市へGO!尤もそれ陶器と違うだろ!というものも売られていますが。
時間がないのでさらっと流し見。それでも良さげなのを1点購入。お値段は200円也。コレな↓。
陶器の他に磁器とか塗り物とか、色々と見たかったんですがねー。
しっかし何というか、これだけ沢山種類があってもコレ!というものって見つからない。あと、欲しくてもこれを買うならセット買いしたいということが多い。置き場ないって!
本日疲れきってしまったのか、憑かれたかの如く寝てしまったので、お茶はしていない。