その国独特の食材ってありますわな。あと、和菓子の材料って色々ありますわな。実際他言語ではどう表現するんだろう?と思った。
暑い時期にぴったりな和菓子と言えば水まんじゅう。片栗粉を使いますわな。調べてみた。
片栗粉⇒potato starch
即座に突っ込んだ。
江戸の末期まで使われていた本物の片栗粉について知りたかったんだが?
カタクリの球根から作られるものだからカタクリの花を引けばいいのか。ということで、気を取り直して調べ直した。
「片栗粉」のようにちゃんと出てこなかったが、言葉としてはdogtooth violet starchとなるようだ。
それから片栗粉に取って代わられることの多いわらび餅の原材料のわらび粉だが、こちらは直訳するとbracken powderとなる。だが、わらびの根から作られるものなのでpowderではなくstarchが正しいと思われる。
あと葛粉。葛餅の材料と言いたいところだが地域によっては全く別のものを指すので、敢えて葛餅の材料とは言わない。こちらは該当するものがないようで、そのまんまkudzu starchだった。
求肥や大福、団子の原材料となる主な粉物こと、白玉粉(寒ざらし粉)はrice flourで、もち粉(求肥粉)はmochi flourだった。でも原材料が米ならrice flourでは?
して、寒梅粉、みじん粉、新引き粉、道明寺粉はどうなんだろう?rice flourになるんかね?しかしそれを言うと上新粉もだんご粉もrice flourになっちまうな。
ざっと思いついた限り和菓子で使われる原材料を英語変換してみたが、ぴったりと当てはまるものは殆どないのな(←無茶言うな)。
甘味料は殆ど英語変換出来るだろう。甘葛(あまづら)とかはそのまんまだろうけど。
甘葛は冬季に作られる蔦の樹液を煮詰めたもの。とされている(アマチャヅル説あり)。メープルシロップの蔦バージョンというヤツですね。無理矢理変換するならivy syrupといったところだろうか?アマチャヅルならjiaogulan syrupになるな。
日本では室町時代までは作られ、食されたり練り香の材料として使われたりしていたようだが、安土桃山時代には消滅した。多分明や南蛮と貿易が砂糖をもたらした所為と思しい。
原材料や製法が久しく絶えていたところに、江戸時代に訪れた古典ブームに「再現してみよう!」という人が出現し、後世に更なる混乱をまき散らすことになるのは知られた話だ。
あくまで英語変換してみたのだが、それ以外の言語だとどうなんだろう?結果は変わらんと思うけど、現在外国語の辞書はトランクルームにあるので展開出来ないんだよね。辞書は持ってはいるものの、自分は「語が苦」なので他言語は大いに苦手である。持っている辞書の言語数は英語を始め8ヶ国語。ちなみに既述の英語変換は電子辞書に頼った。
手元にあるのは使用頻度の高い国語辞典と漢和辞典の他古語辞典がある。
古語辞典は短歌詠む時や詩を書く時に使うくらいであまり出番はない。最近はうまくまとめ切れていないから詩は書いていない。もうね、(楠)正成さん頑張ってんのに宮様(護良親王)が拗ねて絡んでくれない…。
では本日のお茶。
お茶は冷たい宇治茶。
お茶請けは母提供のワインケーキ。がっつりとワインの味が出ているわけではなかったので食べ易かったし、お茶との相性は好かったのだが、意外とアルコール強くてぐはっ(;゚Д゚)っとなった。