現実世界で思わぬところで思わぬ人に会うことはないが、本を読んでいると思わぬところで思わぬ人に出くわす事がある。
例えば食絡みの本を読んでいた時に、チャールズ・E・スチュアートのちょっとした足跡を知るとか。お酒の文化なら彼が絡んでいても不思議はないのだが(ドラン・ブイのレシピを謝意として部下に教えた)、特に食文化を担ったわけではない彼がこの本に出てくるとはね。
19世紀の絵画を取り扱った書籍でヨハン・フス王に会うとか。しかも肩書きが英雄!(確かに文化的英雄とも言えなくもないが)
金属材料の本を読んでいてイスケンデル・ベイに会ってしまうとか。
枚挙に暇がない。特に読書する方でもない自分がこうも会うのだから、読書家はもっと様々な出会いがあるのではなかろうかと思う。
ちなみに今日会ったのは村上義光(よしてる)の弟だった。 義光さんは信州某群の地方豪族。何で宮(護良親王)に付き従ったのかきちんと調べてはいないのだが、子息共々壮絶な死に方をしている。その後弟が家督を継いでいる(1332年に将軍方に寝返っている)。
信州の地は宮方、将軍方、北条氏残党の三つ巴戦が度々繰り広げられていたというから、誰についても気の休まる暇はなかっただろうな・・・・・・。
本日のお茶。
お茶は柚子フレーバードのアイスティー。
お茶請けは福岡県は黒棒本舗さんのクロボー。