昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

これがリユースというものか

今週のお題「懐かしいもの」。

 

 世代や地域によって偏りがあるのだが、自分が選択したのは「平成の半ばまで見ることがあった電車内の光景」だ。

 

 電車の網棚ってありますわな。実際網になっているのは現在少なくなったと思うが、名称が変わったという記憶は特にない。

 網棚には、誰かが置いていったと思しい新聞(スポーツ新聞か競馬新聞であることが多い)や雑誌(漫画であることが多い)があることがあった。

 その誰かが置いていった新聞や雑誌を、また誰かが手にして読んで読んだ人が下りる駅でまた網棚に戻される。そしてまた次の誰かが同じことをする。子供ではあったものの、理解出来ない光景ではなかったのだが、最終的にどうなるのかは他の人に教えてもらった。

 

 新聞雑誌共に終点で車掌さんに回収されるパターンもあれば、雑誌に限ってはそのまま乗客だった人に回収されて売られるパターンもあるとか。例えボロボロであろうとも引き取り手というのはあったらしい。

 

 して、先日誰かが網棚に置いていったであろう新聞を、後から乗ってきた人がすいと手に取り読み始める。という光景を目にした。まさか令和の時代にそれを見るとは思わんかった。

 

 恐らく中年より上の方々で電車通勤をしていた経験があるのなら、肯(がえ)んずることがあるかもしれない、懐かしい?ものだと思う。

 お題は以上。

 

 本日のお茶。

 お茶はダージリン1stフラッシュ、タルボ茶園のムーンストーン(ラスト)。

 お茶請けは説明するまでもないでしょう。不二家ホームパイ、バター味だ。

 それぞれは美味しいのだが、ダージリン1stとバター味のホームパイの相性は微妙。ミルクティーが合うような紅茶のストレートなら相性好かったかもしれない。