キャラメルで手に入り易いというと大抵森永なんだよね。昔はグリコや明治のも手に入り易かったのに…。
好きだったのに終売してしまったお菓子は多い。FRAN、ポルテ、ヌーボー、カルミン、チェルシー等々。駄菓子も好きで今でもたまに買うけど、高くなったよなぁ。尤も企業努力の限界ってのもあるわけだから贅沢は言えん。
そんなに食べるわけじゃあないが、華美じゃあないお菓子もいずれは消えていく定めかね?五家宝、奉天、もろこし、羊羹など。
それ考えると神饌としてだが千年以上生き残ったお菓子(唐菓子)って凄いな。とはいえ、 伏菟(ぶと)と歓喜団(かんきだん)、糫餅(まがり)くらいしか思い浮かばないけど。あ、あとほうとう。現在山梨県の名物になっているが、あれも元を辿れば唐菓子なんだよね。
伏菟と歓喜団は一般購入も出来るが、結構お高い。美味しい?と聞かれた場合、「経験知はアップする。」とだけ答えている。
唐菓子ではなく日本最古とも言われているお菓子を食べてみたいのなら椿餅(つばいもち)をオススメしておく(かなり甘いけど)。『源氏物語』にも出てくるので知っている人は多いかも知らん。が、当時の物とは別物と書いておく。当世砂糖は薬扱いで、甘みは甘葛(あまづら)を使われていたようなので。
古来からの甘みとして挙げられるものに蜂蜜がある。
『延喜式』にも献上品として、渤海使でも蜂蜜が取り扱われていたりもしたようだが、こちらも甘みに使うというよりは練り香を作るのに使われたり、薬として扱われていたようなので食品に用いるという概念がなかったようだ。
して、唐菓子は文字通り中国から伝ったものだが、現在大陸の方には残っていないとのこと。なにぶん1300年程前のことだからねぇ。辿るのも難しいと思う。
当方唐菓子については虎屋さんが発行している機関誌『和菓子』を購入してちょっとだけ学んではいるので、こういった生活に役に立たない知識はある。無駄知識満載なり(¯∀¯*)イヒッ
出だしのキャラメルから随分乖離してしまったが、何故にキャラメルかというと、元凶は本日のお茶にある。
本日のお茶。
お茶請けが愛媛県松山市は一六さんの、森永ミルクキャラメルをイメージして作られた一六タルト。これが原因。
右のは北海道千歳市は北のアトリエさん製造、同もりもとさん販売のどら焼きヌーボー。何がヌーボーかというと、使われている小豆が今年の新豆だから。
お茶は息吹。国産のお茶ということしか分かっていないのだが、びっくりするくらい飲み易い。甘いし渋味がない。ただ、これらのお茶請けと合わせることは災難にしかならんかった。
砂糖の甘みと喧嘩するんよ。つまり砂糖の棘というか角が立つ。このお茶とは合わなかったが、一六タルトはミルクティーと、どら焼きヌーボーは普通蒸し煎茶と相性が良いんじゃあないかなと思う。