昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

あんちひきこもりぷろじぇくと発動

 足慣らしってことで(←次に何をするつもりだ?ナニを!)往ってきました。本来なら行くつもりはなかったのだが、保護監督責任者はゴウインダッタ…。

 

 今回の目的地の初日は霧ヶ峰の車山である。

 生憎の戻り梅雨の影響で、雨にこそ振られはしなかったものの天候には恵まれなかった。

 晴れ間が見えてもこんな感じ↓

 

 そうそう、高原地は牛乳が美味しいってことで途中のインターではちゃんと牛乳を飲みました。

 連行者もとい同行者はスタバのももを飲んでいましたが、一口飲んで閉口していました。自分もご相伴に与りましたが、同じく閉口。味の実情は、敢えて語るまい。

 

 同行者と写真交換をしていない為、この先写真が増える可能性がある。が、現時点では手持ちのみアップ。人が多いのでね、下手に写真撮っていると渋滞の原因になる。

 ここにしか生えていない?ニッコウキスゲが丁度満開でした。

 場所によってはこんな。

 これ、上向きに花が咲いているとカンゾウという花だそうな。

 ニッコウキスゲと一般的に呼ばれているが、正式名称は禅庭花(ゼンテイカ)というそうです。他にもムサシノキスゲというのもあるが、それも正式名称は同じなんだろうか?

 ムサシノキスゲ過去に見た記録あり。

 

 他にはこんな花も…。

 これは苧環オダマキ)。但し正式名称は知らない( ̄▽ ̄;)

 この花は好きだよ。可愛らしい。

 

 とことこ歩いて着きしは霧ヶ峰の最高峰こと車山。

 ここの山頂には気象観測所と車山神社があります。

 数ある天空の神社のうちの壱社。御祭神はオオヤマツミノミコトという山の神様です。

 ここで行なわれる御柱祭は、諏訪大社御柱祭と同じ時期に行なわれるのだが(小宮祭というらしい)、小宮祭の中でただ一社だけ他とは異なり、御柱曳き上げを行なうとのこと。他は奥山から里へ御柱を曳き降ろします。

 して、曳き上げられた御柱はやがて「頂に登りつめて、神になる」故、天空の御柱と呼ばれているとか。

 

 天気が良ければなぁ…。

 ついでにお賽銭箱にお賽銭がぎっちりで入りにくかった為、頑張ってねじ込んだ。或る意味初体験ですな。

 

 気象観測所。

 当たり前だが中には入れない。

 背景が白い為上のドームが同化している。

 

 晴れないねぇ…。

 

 景色はいいんだけれどな(←写真の選択センスをどうにかしろよ)。

 

 左の車山肩から来たので、右の白樺湖方面に向かいます。

 既に見える。

 リフトは稼動しているので、リフトで降りるのも可であるのだが、向かう場所が蝶々深山なので、リフトは使わない。

 

 見辛いが左の八島湿原が蝶々深山方向。

 ウッドデッキで歩き易く、途中シカにも出会いましたが写真は撮っていない。そこに人が溜まると迂回出来ないから。

 

 

 今回踊場湿原には行っていない。

 蝶々深山を抜けた後は、分岐点に戻ってお昼にし、その後八島ヶ原と車山湿原の間にある沢渡(さわたり)に行ったのだが、もうね、そこで半泣き入った。

 前日まで雨だったせいもあってさ、泥濘(ぬかるみ)と泥水の沢下りになったから…(;^ω^)荷物減らした為ズボンの着替えもポールも持っていなかったから、滑ったらアウト。結局事無きを得ましたが、ヒヤヒヤもんでした。

 

 ちなみにお昼はざるそばにしました。

 同行者曰く、「汁がしょっぱい!」とのことだったのだが、自分には全くそう感じられなかったので、相当汗をかいていることが判明した。

 ご飯後、同行者が断りを入れた後にTシャツを触ってきたのだが、一見胸倉をつかんでいるようにしか見えなかったのか、食堂に入ってきた人に2度見されてしまいました( ̄▽ ̄;)アハハ…

 ざるそばの汁がしょっぱかったからという理由で、同行者は口直しにソフトクリームを食べていました。1個食べると太るからという理由で自分が半分頂きました。

 

 して沢渡を抜けた後、時間も天候も微妙だった+雷予報の時間も近づいてきたのでバスで車山肩へ移動。

 聞いたところによると、朝の6時から昼過ぎまで渋滞は解消されておらず、次の日だったかな?ニュースになるくらいビーナスラインは渋滞していたようだ。

 

 天候が回復してきたのと時間の兼ね合いで、八ヶ島湿原へと移動。

 霧ヶ峰の界隈は旧石器時代からの遺跡も多く、国内有数の黒曜石の産地だそうな。

 そんな中、目指したのは旧御射山(もとみさやま)神社。この地方、御とつく地名が多いのは諏訪神社が近いからだろうか?天皇家所縁の地ってことは『古事記』を読めば分かることなので割愛。

 

 ここは車山よりも歩き易く、尚且つ親切です。

 全てではないが、植物にネームプレートが付いている。

 

 これはヤナギラン。丁度時期だっだ。奥の白いのは分からなかった。

 写真はないが、湿地ということでノショウブも綺麗な紫色の花を咲かせていました。

 

 アザミの花も満開で、お仕事中の方々がいらっしゃました。

 湿原を歩いていて、蝶々は6種類程見ました。しかし名前は分からない…。

 

 こちらも仕事中。

 アザミのハチミツは国産のは食べたことはないが、南ア産のはクセがなくて美味しかった。

 

 このエリアは入れないが、日光が射すとキラキラと輝いて綺麗です。

 

 湿原地のウッドデッキということで、所々木が痛んでいます。ご丁寧に全ての危険個所に立て看板が設置されていました。

 

 視界が開けるとこんな感じだ。

 

 神社に行くために橋を渡るのだが、この川の水赤いんだよね。

 今回時間がなくて立ち寄れなかったが、神社とは反対方向に鬼ヶ泉水や鎌ヶ池という池があるので、鬼を鎌で切り殺した後に池で鎌についた血でも洗った伝承でもあるんかな?と思った。

 水が赤く見えるのは、恐らく鉄分含有量が多いせいだと思う。

 火山ガラスである黒曜石の産地であることから、鉄分は多いだろうなというアタリをつけて調べてみたら、黒曜石の主成分はSiO2, MgO, Fe3O4だそうだ。

 ついでに、ガラス質ってことはこいつらアモルファス(非結晶質)なんだよな?どういった経緯で変質していくんだろ?などと考えながら歩いていたことは、同行者は知る由はあるまい。

 

 橋を渡るとぴりっと電気が走った。空気が違うのがよく分かる。

 ここを抜けていくと

 川と橋が結界線になっているせいか、社に近づくにつれて空気が濃くなってゆく。息苦しさはないのだが、空気がピリついているように感じたのは、相性の問題か?いずれにせよ神気が濃いことだけは確かなことだ。鈍い自分でもよく分かるくらいだからな。

 

 写真を撮らせていただきました。

 

 江戸時代(1750年頃)までこの地で祭祀が行われていたことは確からしい。新たに御射山社が作られたからこちらが旧御射山という名称になったとか?

 祭祀そのものは鎌倉時代から盛大になったようで、祭祀そのものは平安時代から執り行われていたようです。

 

 この時点で17時近かったのでここで折り返しました。

 あとは宿泊所に移動して、近くにある味噌ラーメンの専門店へ行きました。

 よく食べるねぇ。と呆れられたが、食べたのは超バター味噌ラーメン(北海道味噌使用)とチャーシュー(信州味噌使用)の盛り合わせ半分とミルクみそアイス(伊勢味噌使用)だけだぞ??

 個人的に味噌ラーメンとバターは抜群の相性だと思っている。アイスはとても美味しかった♪

 

 初日は風呂の後、そのまま力尽きました。

 なのでお茶は出来なかった(T_T)